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環境改善剤
セメント系固化剤
「セメント系固化剤」の販売を行っております。
1965年から使用されてきた日本最初のセメント系土壌固化材です。 砂質土、粘土、有機土、ヘドロ等、数多くの現場で早期硬化による工期短縮、硬化品質でも高い評価をいただいております。また、固化品は、有害物(重金属スラッジ、焼却灰)の封じ込め、不溶出性能も実証され、リサイクル開発特許も取得しました。
優秀な固化能力があります
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強度発現が大きい
汎用のセメントなどのように長時間に渡って養生する必要がなく、すぐに交通を開放することができます。また、保水性を増加する成分が含まれておりますので、従来のセメントのように乾燥時に収縮亀裂を生じることがありません。それは、自身に自硬性があり、加えてエトリンガイト(3CₐO・Al₂O₃・3CaSO₄・32H₂O)等の生成により、普通ポルトランドセメント以上の固化強度と早期強度が得られるからです。
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有機物の固化能力が大きい
従来の安定処理のように収縮クラッシュを生じませんので、多量の有機物・微細な粘土粒子を含んだ土・ヘドロの固化について、通常、普通ポルトランドセメント等では処理困難な対象物を固化することができる優れた固化能力があります。
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有害重金属類の封鎖・固化能力がある
産業廃棄物(焼却灰・下水汚泥・各種スラッジ等)に含まれる有害物質(重金属類)を封鎖・固化して、その溶出を止める能力は、ポルトランドセメントに比して非常に大です。
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固化するとき脱水効果があります
水和反応で固化しますが、エトリンガイトの生成は、多量の化合水を必要とし、その水分を周囲土より吸収するため、軟弱地盤・ヘドロに対して極めて大きい脱水効果を表しますので、凍結、融解などの気象条件に強く、成分科学的に非常に安定しているので、化学的抵抗力をもっています。長期にわたって強度が増進しますので、耐久性に優れています。
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固化するときの膨張性を有効に利用します
水和反応中エトリンガイトの生成により固化物に膨張性が生じます。この膨張性を軟弱地盤・ヘドロ等の固化圧密と地盤沈下阻止に加えて、セメントの固化収縮性を補う等、強固な地盤作りのために有効に利用します。
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固化するときの膨張性を有効に利用します
水和反応中エトリンガイトの生成により固化物に膨張性が生じます。この膨張性を軟弱地盤・ヘドロ等の固化圧密と地盤沈下阻止に加えて、セメントの固化収縮性を補う等、強固な地盤作りのために有効に利用します。
利用事例
軟弱地盤の改良
1.強度の増進
フジベトンは保水性が優れているので、セメント硬化時の収縮亀裂等の防止があり、水さえあればセメントは長期にわたって強度が増進し、安定します。
施工当初 | 圧縮強さ | 3000kN/m² |
3年後 | 圧縮強さ | 10000kN/m² |
と時間の経過とともに強度が増進しております。
2.強度の安定
強度が長期に渡って安定することから、石油やガスなどのパイプの敷設工事などでは特に役立ちます。
不等沈下防止基礎
不等沈下防止の基礎として、フジベトンの安定処理層が役立ちます。
過去において、摩擦抗によって支持した時には、不等沈下が約15㎝発生しましたが、フジベトン安定処理層の基礎の場合では、僅か3cmでした。
有害物質の溶出防止処理
フジベトンは有害物質の溶出防止処理に数々の実績があります。
1:PCBの溶出防止
フジベトンを用いて処理を行った結果、PCBの溶出量が0.003mg/Lであり、7日後の一軸圧縮強度が100kN/m²超となりました。
↓ 32年後
32年後に盛立地の覆土と固化土のPCBを調査したところ固化土の含有量の変化はなく、溶出量は処理後よりも低減していました。
また外周部の6地点を調査した結果、溶出量・含有量ともに下限値以下で、周辺への影響がないことが確認されました。
2:フジベトンの添加率と有害物質の溶出量
表のようにフジベトンを使用した結果、有害物質の溶出量が減少しています。
但し、添加率を上げれば良いというものではなく最適な添加率であることが重要な要件となります。
添加率 % |
ヒ素 mg/L |
|
汚染土1 | 2 | 0.085 |
---|---|---|
5 | 0.016 | |
汚染土2 | 2 | 0.15 |
5 | 0.014 | |
スラッジ | 5 | 0.036 |
10 | 0.018 | |
15 | 0.014 |
※他に、鉛・カドミウム・銅・亜鉛・クロム・シアン・フッ素に実績がございます。